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乃木坂46「逃げ水」のMV撮影地・ロケ地情報まとめ!

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乃木坂46の18枚目シングル「逃げ水」のMV撮影地・ロケ地情報を紹介します。

 乃木坂46「逃げ水」

www.youtube.com

2017年8月9日にリリースされた乃木坂46の18枚目シングルの「逃げ水」。3期生の大園桃子与田祐希がWセンターを務める今シングルは、不可思議なお屋敷である"伊丹家"に迎えられ、何を見ても決して驚いてはいけないというお達しのもと、2人が侍女として働くというストーリーとなっています。

監督を務めたのは「シークレットグラフィティー」や「あの教室」のMVなどを手がけた山岸聖太氏。とても不思議でシュールな、(いい意味で)意味のわからないMVとなっています。

MVに登場する"伊丹家の人々"については公式サイトに設定の詳細が掲載されているので合わせて観てみるとさらに面白いかもしれません。

設定の詳細はコチラ ↓

www.nogizaka46.com

そもそも「逃げ水」ってなに?

夏の風物詩のひとつとされる「逃げ水」とはなんなのでしょうか?

陸上の蜃気楼(しんきろう)の一種。草原などで遠くに水があるように見え、近づくとまたその先の方に遠のいて見える。

らしい。

別名を"地鏡"とも呼ばれる下位蜃気楼の一種で、地表付近の空気が熱せられて膨張することで屈折率が変わり、地上の景色があたかも地表に写ったかのように見える現象です。

夏の暑い日に車などを運転していて「あれ?水たまり?・・・消えた!!」ってなるアレですね(適当)

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今回のシングルには、そんなあやふやな存在である「逃げ水」を「恋」や「夢」に例えて、「恋を諦めかけたとき、夢を見失ったとき、たとえ手が届かなくてもそこにあると信じることこそが生きてゆく力である。」という強いメッセージが込められています。(と思います)

MVの撮影地はどこ?

今回のMVは、最後のダンスシーンを除くすべてのシーンが福島県会津若松市にある"會津藩校日新館"で撮影されました。

會津藩校日新館とは、人材育成を目的に創設された会津藩の最高学府であり、子弟たちはここで学問、武道に励み、心身の鍛錬に務めていました。現在でいうところの学校のようなものですね。

日新館には、弓道武道場をはじめ、日本最古のプールと言われる水練水馬池もあります。

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http://www.nisshinkan.jp

基本情報

・住所:〒969-3441 福島県会津若松市河原町南高野字高塚山10

・交通アクセス:盤越自動車道 会津若松ICから車で10分

 

では、以下でMVの時系列に沿ってカットごとの撮影スポットを紹介します。

  屋敷入口の門

MVの冒頭で大園、与田が屋敷を始めて訪れるシーン。屋敷の先輩侍女に「何を見ても決して驚いてはいけません」と説明を受ける場所ですね。

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超個人的に大園ちゃんの田舎のお嬢様感がすごく好きです。笑

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 屋根の上の像

二本の脚と角を持つ、頭が龍で胴体と尾が魚の像。"戟門""大成殿"の屋根に2体ずついますので、どの個体かは特定できませんでした。

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この像について調べてみたところ、名を「鬼犾頭(きぎんとう)」といい、しゃちほこと同じく水を好む架空の生物で火災などから建物を守る役割を果たしているそうです。頭部からは水が吹き出しています。

 侍女の詰所

侍女の先輩である齋藤飛鳥が二人の教育係?に任命されるシーン。棚や机などこの場面に映っているすべてのものが撮影用の小道具だったのでわかりづらかったのですが、なんとか特定しました。

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"第一、第二武道場"が同じ造りになっており、今回見学できた第二武道場は背後にある木目の模様が一致しなかったので、おそらく"第一武道場"で撮影が行われたものだと思われます。

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ちなみに、"木馬場"も似たような造りにはなっていますが、壁の支柱の太さが違い、床も土間になっています。

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 屋敷全体が見渡せる展望台

訪れる前はドローンによる空撮かと思ってましたが、しっかり展望台がありました。ここは"天文台"といい、当時は天球儀などを置いて天体観測が行われていたそうです。

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余談ですが、日新館は戊辰戦争で焼失してしまったため、この"天文台"が唯一残存する遺構だそうです。

 食事をする大広間

パン派(西野、桜井、若月)とご飯派(白石、生田、松村)が熾烈な攻防()を繰り広げながら食卓を囲むシーン。このシーンが撮影されたのは"水練水馬池"に隣接する"武講"だと思われます。柱に掛かっている木の板も一致しました。

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伊丹ナナセ「食べます?」

同じことを思った方も多いと思いますが、このときの表情が個人的にすごくツボでした。笑

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見習い侍女の二人が立っていた場所には当時の藩校一覧が飾ってありました。

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 雑巾掛けをする道場

大園、与田が雑巾掛けをするシーンは"弓道場"で撮影が行われました。

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今回は某高校弓道部の合宿準備中ということで立ち入り禁止になっていましたが、特別に少しだけ中を見させていただきました。シャッターが閉まっていたことは残念でしたが、中を見学させていただけたご厚意に感謝します。

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弓道の練習時以外にも、座禅などが行われる際はシャッターもあがるそうです。

 中華風、シンメトリーの部屋

秋元、堀がいる中華風の部屋、生駒、星野がいるシンメトリーの部屋でのシーンは、"西塾"の部屋で撮影が行われました。

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"西塾"は見学施設としては解放されておらず、茶道を行う際などに使用されるそうです。対称にある"東塾"は当時の授業風景などの展示がされていますが、内部は"西塾"と同じような構造となっています。

建物内部は同じような部屋が並んでいるのでどの部屋が使用されたのかは特定できませんでした。

 夜の見回りをする廊下

大園、与田が夜の見回り中に衛藤、新内を目撃するシーン。このシーンは"大成殿"に隣接する"大学"で撮影されました。

撮影用に障子などを移動していたらしく二人が歩いていた廊下を探すのに苦労しましたが、左壁にかかっている額が一致しました。現在は様々な礼儀作法を示したパネルが展示されています。

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この真後ろが衛藤のシーンです。

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廊下を含めて、新内が浮遊する庭はこの建物の裏手にあたります。岩の位置、模様が一致しました。

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「決して驚いてはいけません」と言われていたのにも関わらず、普通にびっくりしてる二人が可愛い・・・

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 二人が駆け抜ける本殿

大園、与田の二人が建物内を駆け抜けるシーン。このシーンが撮影されたのは日新館の本殿にあたる"大成殿"です。門をくぐって正面に見えるのでわかりやすいですね。

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ちなみに、建物の内部はこんな感じでした。

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 伊藤、井上が踊っている庭

伊藤、井上が踊っている(と言っていいのかわからない)シーン、セグウェイに乗っているシーンは、"大成殿"前の庭で撮影されました。

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大園、与田がセグウェイに乗っている二人を目撃する廊下は、"大成殿"と"大学"をつなぐ渡り廊下です。位置関係もちゃんと合っていました。

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それぞれのポイントをわかりやすくまとめましたので、もし訪問される場合は参考にしてみてください。

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(図内の番号は上記の各項目に対応しています。)

 押切川公園体育館

MV終盤のダンスシーンがこの「押切川公園体育館」で撮影されました。

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体育館内にはいくつかのホールが存在しますが、メインホールの舞台上部にある幕が一致しました。

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体育館のガラスが乃木坂ロゴだったことにささやかな感動を覚えたヲタクでしたとさ。笑

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特定できなかったシーン

撮影場所が特定できなかったシーンは以下のとおりです。

 ダックスフンドの刺繍を撫でている部屋

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高山がダックスフンドの刺繍を撫でているシーン。部屋が暗くて構造上のヒントが見当たらないですが、白と青に分かれた障子が特徴的だったため当施設のスタッフの方に伺ったところ「見たことがないからおそらく持ち込まれたものだろう」とのことでした。

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このシーンだけで持ち込んだ障子を使ったということは、このシーンに何か特別な意味が込められているのでしょうか?

 机やパソコンがある部屋

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新内がパソコンを使っているシーン。この部屋は特定できなかったというより、探すのを忘れていました・・・

ただ、こういう構造になっている部屋は記憶にないので、おそらく見学のできない当施設の事務所ではないかと思います。(であってくれと願ってます)

(もし見つけた方がいらっしゃいましたら、ぜひ一報ください。)

おまけ

大園桃子さんのブログに掲載された「逃げ水」撮影中のオフショットは、パン派vsご飯派の死闘が繰り広げられた"武講"のすぐ側でした。

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http://blog.nogizaka46.com/third/2017/07/039989.php

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大園桃子『私、飛鳥さんの「先輩だぞ!」がお気に入りです(キラキラ)』

、、、可愛いかよっ!!!!

おわりに

シュールで不可思議な非現実的なMVでありながらも、実際に訪れてみると「ここで撮影してたんだ」という現実味があって、まさに"不可思議"な撮影地巡りとなりました。

今回はMV撮影後すぐの訪問だったこともあってか、スタッフの方に伺えた話にも鮮度があり、より撮影現場を実感できた旅になったのではないかなと思います。

MV全般で小道具の使用が多いと感じる今シングルだけに、撮影スポットを探すのはなかなか大変でしたが、その分見つけたときの感動が大きかったことは間違いありません。

ここまで書いておいて何を言うか!と思われるかもしれませんが、MVを見ながら歩き回って自分の目で探すのもひとつの楽しみ方かなとも思います。

撮影地巡りを行う際は、くれぐれもマナーやルールは守って「乃木ヲタ民度頼む」と言われないようにしましょう。笑

では、今回はこの辺で・・・

他にも撮影地巡りの記事を書いていますので、気になった方はぜひそちらも覗いてみてください。

asu-travel.hatenablog.com

読んでいただきありがとうございました。